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「医学部に行きたい」。最初はそのように希望していたが、結局諦めてしまう生徒がたくさんいます。
諦めてしまう最大の原因が数学(特に数3)が伸びないためである。
他の科目は1年から1年半くらい一生懸命に頑張ったら、医学部レベルまで到達する場合があるが、
数学を医学部レベルにまで伸ばすのには、他の科目の倍以上かかるからである。
ごく例外(潜在能力が相当高い生徒)を除いては1年程度では絶対に無理なのである。
だから合格者のほとんどは、中学のうちから『準備』しているのである。
では医学部数学とは何か。
医学部はこれをやれば大丈夫、などと言うものは無い。
数学は数学である。
しかし、『医学部レベル』の数学というのはあるのである。
『医学部レベル』は非常にレベルが高い。
何が高いかというと全部高い。
要求される問題の難しさのレベルも、
要求される計算のレベルも、
要求される処理能力のレベルも
すべて高いのである。
特に数3で要求される計算レベルは中学の時から訓練しておかないと太刀打ちできないことが多い。
計算間違いをすると、数3では安定した成績は取れなくなる。
ですから医学部を目指している生徒は早いうちから準備してほしい。
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獣医学部・薬学部・歯学部はほとんどの場合は数2Bまでです。
数2Bまでなら『基本+典型』を完璧にすれば偏差値60は超える。(できる子なら70まで行く場合もある)
まずはその『基本+典型』を完璧にしてから、次のステップ(応用や入試問題)に進むべきである。
そこまでいくと偏差値では志望校を超えてしまい、A判定が出てしまうことがある。
それで安心してはいけない。
そこからが大事である。
それから過去問などで『入試問題用の訓練』が必要となります。
効率的に勉強するには『優先順位』というものがあります。
それを間違えると泥沼にはまります。
結局は、正しい『順序』で『きちんと』積み重ねていく勉強法が一番効率的なのです。
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